多くの人が目にするニュースサイトといえば大手のヤフーニュース(Yahoo!ニュース)ですよね。
パソコンのブラウザのトップ画面に設定してる人も多いと思いますし、スマホアプリで時間があれば常にYahoo!ニュースをチェック。。という人も多いはず。
一般、芸能、スポーツ、政治に至るまでいろんなジャンルのニュースがあふれており、項目数が多く、
外部ライターが書いたような特集記事なんかも豊富で情報を取ったり、興味を引く話題が盛りだくさんです。
さらにヤフーニュースで特筆なのは「ヤフコメ」と呼ばれる、ニュース記事末尾に設けられたコメント欄です。
ここに様々な人がいろんな意見や感想を書き込んでいて、それを閲覧することで、いろんな物の見方に触れることができるというのも大きな特徴となっています。
Yahoo!ニュースに結局自分の時間を持っていかれていることを誰も自覚してない
ニュースサイトというのは様々あるなかで、一番有名なサイトってこともあるでしょうが、Yahoo!ニュースになぜみんなが見に行くのか、っていう部分。
もちろんユーザビリティに優れていて、「見てパッとわかる」サイトデザインは秀逸ですし、ジャンル別に分かれていて、いかにも興味を引き立たせるタイトルが並ぶトップ記事の存在が多くのリピーターを呼び込んでいるとも言えます。
僕も一時期、ことあるごとに時間があればスマホアプリでYahoo!ニュースを見ていた時期があります。
Yahoo!ニュースを開くと、結構滞在時間が長くて、ある特定の記事を読んだら、その記事本文の読み終わった部分に掲載されている「こちらもどうぞ」的な関連記事の画像とタイトルがあって、そこに飛んでさらに時間を消費する。。という、なんとも時間の無駄的な状況が起こります。
この状況っていったい何のか。。
「自分」が最新の情報を取りに行ったのに、結局はYahoo!ニュース側に主導権を握られて、Yahoo!ニュースの手のひらでゴロゴロと転がされているのは自分。。
そんなつもりはなかったのに、結局は日常生活のそれなりの時間を持っていかれて、なんだったら知らないうちに情報操作だってされてるんじゃないか、というそんな気さえしてきます。
Yahoo!ニュースはもはや情報を仕入れるサイトではない
あと、ほかのサイトではなく、あえてYahoo!ニュースを見に来る人って、記事終わりのヤフコメ(コメント欄)を読むことが多いと思うんです。
このご時世、YouTubeなど視覚情報で情報を取る世代が増えてきましたし、文字をあまり読みたがらない人すごく増えています。
とすれば、Yahoo!ニュースの記事本文も全部読むのが面倒くさいって思う人もたくさんいて、じゃあどういうことが起こるかっていうと
手っ取り早く、記事内容を「要約」して「解説」してくれてるようなヤフコメを読みに行くんですよね。
まあ時間の節約ってことでいけば、ある意味理にかなっているかもしれませんね。
でも、コメント読む人はざっといろんなコメントを流し読みしていきます。
ヤフコメ読んだことがある人はわかるでしょうが、そこにはいろんな人のいろんな感情や情念が渦巻いています。
ポジティブな記事については
「すごい!」
「感心します!」
なんてコメントも付けば
「いやー大したことないでしょ?!よく見せているだけ」
「誰が称賛してるの??」
とか辛辣なコメントが並びます。
もちろん、記事の内容が、誰かが起こした大失態やトラブルなんかだったら、それはまあ、目も当てられないコメントが何百、何千と並びます。(全部読む人はいないでしょうが)
で、こんな感じでヤフコメとザーッと流し読みすることで読んだ人に何が起こるかっていうと、
ポジティブな感情であれ、ネガティブな感情であれ
感情や心のステート(状態)を上へ下へと揺り動かして、普段のあるべき自分のニュートラルな内的状態から、かなり遠いところへ持っていかれる
ということが起こります。
感情というのは、脳の神経経路から送信される電子信号です。
脳をスタート地点として発信された電子信号は体の細部にいきわたり、鼓動や呼吸、さらにあなた自身の行動にも大きく働きかけるワケです。
Yahoo!ニュース、特にヤフコメに渦巻いている様々な感情は、あなたの脳に普段とは違う刺激を与え続け、「乱します」。
誰かがすごいことをやったというようなポジティブな記事や、トラブルを起こしたというようなネガティブな記事を読みに来るって、
みんな、日常のストレスを紛らわすために「刺激」を求めてくるのかもしれませんね。
そう考えると、Yahoo!ニュースってもはや情報を取りに来るサイトではなく、いろんな人の感情や情念を仕入れに来るサイト、ってことになります。
あなたは、他人のどろどろとした感情にまみれたいですか??
それとも、自分のステートをしっかりと保ちたいですか?
その答えはあなた自身が一番よくわかっているはずです。
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