【教育現場の心理学】言語化できない子供の真意は「理解不能な行動」の裏に潜む

言語化できない子供の真意は「理解不能な行動」の裏に潜む

「なんでそんなことするの!!」

「まったく意味が分からないわよ!!」

子供を持つ親から発せられるセリフですが、こういう状況って結構あるんじゃないでしょうか。

子供の不可思議で理解不能な行動って何を意味するのか、ってことにお伝えしたいと思います。

 

大前提として子供は言葉を使った意思の疎通が苦手

あなたも頭の中では理解していることとは思いますが、子供は大人ほどボキャブラリーもありませんし、相手に伝わる表現方法や伝え方がまだ備わっていません。

言葉で正確に自分の考えていることを伝えるという、意思の疎通が苦手なのです。

そう、自分の頭に思い描いている「伝えたいこと」を言語化するのがなかなか難しいんですよね。

自分だって子供の頃そうだったでしょう??

 

親は子供の考えていること、意図がつかめなくて、イライラすることが多いとも思いますが、

それは当の本人、子供だって同じ。

まだまだ経験が浅く、大人に比べて世界観が狭い子供にとって、伝えたいことが伝えられないもどかしさは

大人のそれを遥かに超えるものであると容易に想像ができるでしょう。

 

消しゴムのカスをひたすら投げ続ける子供

理解不能な子供の行動、まさにそれは言語化がうまく出来ない子供による非言語による代替手段による訴え、とも言えます。

 

ある小学校の教室内で、一人の男児が消しゴムのカスをひたすら後ろの席の子に投げ続ける、ということがあったそうです。

先生は何度も注意しましたが、一向にやめる気配がありません。

 

意を決した先生はそれまでの単なる注意をやめて、その男児にこのように語りかけたそうです。

「〇〇君は消しゴムのカスを投げる代わりに、本当は(言葉で)何と言いたかったの??」

 

それを聞いた男児はビックリした表情を浮かべ、そしてピタっとその行動をやめてしまったそうです。

その男児にとって、消しゴムのカスを投げるという行動それ自体に意味がある訳でもなく、投げている相手への意図があった訳でもありません。

目立つ行動を取ることにより「本心に気づいて欲しい」、そして「言葉で伝えられるなら、本当はこう言いたい」という非言語の訴えをしていたワケですね。

 

今も昔も、思春期には不良じみた行動を取る子供が多いですが、やたらと目立つ行動を取る子供というのは往々にして、腹の中に隠し持った「訴えたいこと」を別の形で表現していることがよくあります。

目にした行動を注意する、るのも一つの教育かもしれませんが、その行動に裏にある真の意図を探る、というのが長い人生を歩んでいく子供の人格形成には必要なことではないでしょうか。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

米国NLP&コーチング研究所認定 NLPプロフェッショナルコーチ。 会社員をしながら、ブログやstand.fmでマインドセットや気になる情報についてお伝えしています。 趣味:洋楽、ジャズを聴くこと。沖縄旅行。飲み歩き。