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「何年経っても、ある人のことを許せないんです」
こういった話はよく聞きます。
実際に起こった事実、それはとっくの昔に過ぎ去ったにも関わらず、
ずっと心の中で留まり続けて、自分の魂を削り、痛め、
それが原因で自己嫌悪となり、自己肯定感を上げられない大きな要因となる。
「なぜ人は、他人を許せないのか」
人生にとって大きな課題であり、乗り越えるべき壁。
その話題について、心理学の観点から紐解いて解明したいと思います。
自分の大切なもの(価値観、信念、ポリシー)を侵害された時に起こる
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人間には「尊厳」というものがあります。
尊厳、というとなんだかピンと来ない人も多いでしょうが、
それを侵害されると、馬鹿にされると、無性に腹が立ち、地団駄踏むぐらいにムカムカしてしまうことってありますよね?
それが尊厳というものです。
そして、尊厳とは、もっと平たく言うと「自分にとって大切なもの」とも言えます。
自分にとって大切なもの。。
それは価値観であり、信念であり、ポリシー。
命以外で、それが無くなってしまえば、もはや生きていられないもの、です。
お金やモノを盗られるより辛いものと言い換えることもできるでしょうね。
パワハラ、セクハラ、モラハラ(モラルハラスメント)、いじめ、
こういった嫌がらせ行為はすべて、「自分にとって大切なもの」を踏みにじられることから起こるものです。
許してしまうと、自分に大切なものが揺らいでしまう。
アイデンティティが崩れ去ってしまう。。
人をどうしても許せないのは、自分にとって大切な価値観や信念といった
自分のアイデンティティに関わる内面の根幹部分を侵害されるからに他なりません。
「また他人が同じことがするのではないか、という恐怖、不安感
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人を許せない理由は、自分の根幹部分の大切なものを侵害された時。
そして、理由のもう一つは
「それがまた起こるのではないか」
「他人がまた同じことをするのではないか」
という過去のトラウマに起因する恐怖、不安感です。
許してしまうと、きっとアイツは同じことをしてくるに違いない、、
こんな強迫観念、心理プレッシャーがあると、
人はそう簡単には他人を許すことは出来ません。
「だって過去には実際あんなことをやったじゃん」
「またやってくるに違いない」
「もう同じ思いをして苦しみたくない」
その想いが強いほど、許すという発想から遠ざかっていきますよね?
悪いことをした人を許す必要はそもそも無い
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人が他人を許せない理由、原因は見てもらった通り、下の二つ
2.過去に自分に悪いことをした相手(他人)がまた同じことをしてしまうのではないかという恐怖、不安感
です。
じゃ、どうするの??って話ですが、、
逆にどうしますか??
って聞かれたあなたはどう答えるでしょう??
許しますか?許しませんか?
って聞かれたら、普通、許しませんよね??
ってか、相手が悪いことをやったのだったら、
こちらが許す必要って本来ありませんよね。
そう、相手が悪いことをやったのであれば、
あなたは許す理由がどこにも無いのです。
であれば、許さなくてよいってことになりますが、
この状態に苦しむ自分自身を放置しておいて良いのか、という別の問題もありますよね??
これについては、別の記事でお伝えしたいと思います。
ぜひ別記事もご覧ください。
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