【信じる心のメカニズム】「信じる」は「予想する」のとどのように違うのか?

「あなたを信じる」

この言葉には打算や駆け引きが無い。

とても尊い行為であり、

かつ、難しいことかもしれませんね。

 

ここから先の未来は誰にもわからない、

でも信じる。

なんの保証もなければ確信も無い、だからこそ、そこに賭ける、という

「信じる心のメカニズム」についてお話していきましょう。

 

過去の延長線上に未来を置くのか

「自分の子供を信じる」とは言っても、

「自分の子供を予想する」とは言いませんよね?

 

「予想する」という言葉で自分の子供の行く末を案じる親などいないですよね?

たとえ、子供のこれまでの行いや結果がどうであっても、

子供がもつ潜在能力やリソース、秘めたパワーを信じて、

その飛躍を信じて、親としての思いを託すわけですよね。

 

対して、

「予想する」というのは、あたかも競馬の馬券を買うようなもの。

これまでのレースでたくさん勝ってきたから、

勝った確率が高いから、実績があるから。。

 

そんな理由で、「この先もきっと勝つだろう」

そんな予想を立てるのですよね。

 

つまり、「予想する」とは過去の延長線上に未来を置くこと。

 

でも、「信じる」って違いますよね?

過去の延長線上に未来は置かないわけですから。

これまでとは違って絵を、この先の未来に描くワケです。

 

人間にはほとんど見えてないことだらけ

人間には無限の力が秘められています。

が、しかし、

それを感じ取ることが出来るのはほんの一部のみ。

 

よく、潜在意識とか顕在意識とか言われますが、

よくご存じの通り、

顕在意識として、明確に人間が感じ取れる部分というのは氷山の一角だけです。

 

空の向こう側、大気圏を突き抜ければ、広大な宇宙が広がっている。

そんなことは学校で習うし、現代人にとっては当たり前の知識でしょうが、

科学が進んだ現代人だからこそ分かり得たこと。

 

その昔、中世までは、地球が回っているのではなく、

天自体が回っている(天動説)と信じられていたのですから。

 

現代の今だって、分からないことは多くて、未知の世界は依然としてあるわけです。

火星人がいないなんてことは断言できないのと同じこと。

見えないものは証明が出来ないから、

出来ることは「信じる」ことだけ。

 

 

馬券を買うように、過去の実例や経験、実績をもとに

打算的に、未来を予想しても意味が無い気がしますね。

 

予想したがるのは失敗したくないから、傷つきたくないから

人間には見えないものがあまりにも多すぎる、、

そんなお話をしましたね。

 

では、

なぜ人間が「予想」したがるのか。

 

それは、期待を持って良い未来、結果をイメージした結果、

それが叶わず、残念な結果が得られたときに

ガッカリしたくないからです。

傷つきたくないからです。

 

それよりは、

「自分はこのように理論的に未来を予想した」

という言い訳を自分の中に持っておけば、

ガッカリ感も減るかもしれませんよね。

 

でも、自分や誰か大切な人の未来を

「予想」という、

それ自体も科学的ですらない理論に委ねてしまっていいのか、という話です。

 

もっと言えば、

過去がこうだから、として、

それがこの先の未来に当てはまるでしょうか??

同じことが続くでしょうか??

 

わたしたち、人間は「予想する」ために生まれてきたのでしょうか?

日本人が神社に行って柏手を打って家族の安全や将来の良い出来事を

お祈りするのはなぜしょう??

 

過去の結果をいとわず、

見えない世界をものともせず、

誰かの良い未来に思いを託すために生まれてきた、

「投げかける」ために生まれてきた。。

 

もしそうだとしたら、

良い結果を求めてるんだけども、

それを願うわれわれ人間の「在り方」自体が問われるべき、ってことかもしれません。

 

神社に行ってお賽銭を入れてお参りしたのに、

結果が出なかったばかりに

賽銭箱の前で「この前入れたお賽銭、返してよ!」って人は見たことがありませんよね。

 

 

たとえ、願って叶わずとも、

感謝して、お賽銭を持って再び願いに行く。

 

その在り方自体がその先の未来に繋がっていく、と思えば、

予想することと信じることは、似て非なるものであることは分かっていただけるのではないでしょうか。

 

これまでがどうだったか、で判断するのが「予想すること」なら、

これまでがどうであれ、欲しい未来に思いを託すのが「信じる」。

 

そして、託すとは「一任する」こと。

「期待を裏切られたらイヤ」などという一個人としての感情を手放して、

見返りを求めず、勇気をもって思いを繋ぐことこそ、「信じる」ということなのです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

米国NLP&コーチング研究所認定 NLPプロフェッショナルコーチ。 会社員をしながら、ブログやstand.fmでマインドセットや気になる情報についてお伝えしています。 趣味:洋楽、ジャズを聴くこと。沖縄旅行。飲み歩き。