【葛藤のメカニズム】やめたいのにやめられない!その裏側にある「肯定的意図」を探るべき理由

 

先日マクドナルドで食事を取っていると、隣の席でふくよかな体形の女性がポテトを頬張りながら、向かい合って座る友達に向かってこう話してたんです。

わたし、真剣に思ってるんだけど、ダイエットして痩せたいと思ってるのよね~

・・・

エーーーーーーーーーーーーーッ!!

ちょっと何言ってるかわからない。。サンドウィッチマンみたく、思わず心の中でつぶやいてしまったんですが、

行動と言動が一致してないやん!!

って心の中でツッコミを入れてしまったんですよね。

 

そうは言ってみたものの、こういったことって誰にも当てはまることだったりしますよね。

やめたいことがあるのに、すぐにそれを行動に移せず、足踏みしちゃってる人、多いのでは??

今日はそんな「やめたいのにやめられない」、通称「かっぱえびせん状態」になってる人の心の中の心理メカニズムに迫りたいと思います。

(昔、カルビー「かっぱえびせん」のCMソングに「♪やめられない、止まらない、かっぱえびせん」ってのがあったんです。。知らないかな。。)

 

みんな持っている「どうしてもやめられない」ネガティブなルーチン(クセ)

先ほどの「痩せたいって言ってるのにポテトを食べちゃってる女性」だけじゃなくて、きっとあなたも、どうしてもやめられないルーチン、どうしてもやっちゃってるクセというのがあるのではないでしょうか。

 

例えば、

ダメだと分かっているのに夜遅くに間食をしてしまう。。

勉強しないといけないのにスマホに長時間くぎ付けになってしまう。。

お酒は控えないといけないのに、ついついスーパーに行くと缶ビールに手が伸びる。。

人に優しくしないといけないと頭で分かっているのに、どうしても噛みついてしまう。。

だとか、いろいろあるのではないでしょうか。

 

 

頭では分かっているけど、どうしてもやめられない

行動に結びつけることが出来ない

いったいこの症状の根幹にあるものは何なのでしょうね??

やめたい行動の裏にある「肯定的意図」が阻んでいる!

先ほどの、マクドナルドでポテトをムシャムシャ食べながら「実は痩せたい!」って言ってる女性も、

それをやめないということは、やめるという行動に移せない何らかの言い分、つまり「肯定的意図」があるということが言えます。

 

「食べ過ぎる」という一見ネガティブでしか無い行動も、自分が肯定してしまっている意図(自分にとってポジティブな意図)があるのです。それが「肯定的意図」です。

たとえば、

食べることによって精神的に安定する

とか、ですよね。

 

健康のことを考えれば、食べ過ぎたり、高カロリーの食事をやめるという行動に移せるはずですが、

「精神的に落ち着く」という、いわゆる肯定的意図があることにより、食べるのをやめるという行動を阻んでいるとも言えます。

 

 

やめることとやめたいこと、どっちが良いのか、葛藤が起こっている時の心理メカニズムとしては

それぞれを両天秤にかけている状態と思ってもらえばいいですね。

 

やめたいことをやり続けることで、自分にとって全くプラスになることが一切無く、

何だったら不快にしか思えないというのなら、誰に指摘されるまでも無く、即座にその行動をストップすることでしょう。

でも、それをやめないというのは、やはり何らかの肯定的意図が作用している、と考えるべきですね。

 

やりたいことをやめるには同じ肯定的意図を満たせる行動に「スライド」させる

マクドナルドにいた「痩せたい」と思いながら食べてる女性は、例えば「食べることで落ち着ける、心が安定する」という肯定的意図があったとします。

「心が安定する」、これは人間にとって否定されるものではなく、必要なもの、望ましいものですよね。

 

でも、食べ過ぎる行動は精神が安定するメリットを持つ反面、健康をむしばむ大きなデメリットを持っています。

心が安定して落ち着くという意図を満たしながら、「食べ過ぎる」という行動自体をストップするためにはどうしたらいいでしょうか??

 

答えは、その肯定的意図を満たせる別の行動に「スライド」させるです。

 

精神が安定する一方で健康を損なうことのない行動をみつけ、自らの意図を全うするために別の行動に置き換えるというワケです。

何によって「心が落ち着く」のかは人によって異なりますが、人によっては

好きなYouTubeを見ながらコカ・コーラゼロを飲む(これは私の場合)、とか

週末は一人カラオケに行ってさんざん好きな曲を歌いまくる、とか

ヨガをはじめる、とか。。

無理やり置き換えるのではなく、自分の価値観にピッタリ合う、肯定的意図を満たせる行動にチェンジするのがポイントです。

 

やめたいことは時に自分を助けてくれた一面があることに気づくべき

 

大切なことは、やめたいことをやめられずに葛藤している自分自身に対して自己嫌悪に陥らないことです。

なぜなら、やめたいと思っていることは、全否定すべき事柄ではなく、一定の範囲であなたを助けてくれたポジティブな一面も持ち合わせているからです。

 

ですから、

1.行動が止められない裏側には、必ずしもネガティブ一辺倒ではなく、無意識に自分を良い方向へと導きたいと願うポジティブな要因(=肯定的意図)が必ずあることを認識する

2.肯定的意図をうまく処理する(味方になってもらう)ということにフォーカスする

この上記2つの方法を実施することで、精神的な安定と自分の理想、あるべき姿の両方を実現することができる、というわけです。

 

やめたいことがあるのにやめられない、、そんな葛藤に悩んでいるなら

その裏側に潜む肯定的意図にまずは気づいてみることをオススメします!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

米国NLP&コーチング研究所認定 NLPプロフェッショナルコーチ。 会社員をしながら、ブログやstand.fmでマインドセットや気になる情報についてお伝えしています。 趣味:洋楽、ジャズを聴くこと。沖縄旅行。飲み歩き。