日本のサラリーマンやOLが恐れる「月曜日」。
日曜の夜になると、やってくる。。あいつの存在が。。
そう、サザエさん!
サザエさんがテレビで流れだすと、どよーんとしてきて、気分が沈んでしまうって人が多いはず。
この症状を人呼んで
「サザエさん症候群」って言いますよね。
で、このサザエさん症候群に陥ってる人って、みんなそのままでいいって思ってるわけじゃなくて、
出来ることならサザエさん症候群を治したいって思ってるんですよね。
そう、「手放したい」って。
だって、日曜の夜になったら漏れなく、勝手に、鬱になっちゃうんだもん。
誰だってそんな気分になりたいくないですよね。
サザエさん症候群の正体は何か??
サザエさん症候群を治したいって思ってる人はたくさんいるはずだけど、
じゃ、結局のところサザエさん症候群の正体っていったい何なのかってこと。
サザエさん症候群って、サザエさんがいかにも悪者って感じになっちゃてるけど、そうじゃないことはあなたがよくわかってるはず。
サザエさん症候群のメカニズムってのはこんな感じ。
サザエさんの放映がテレビでスタート
→休みがあと数時間で終わることを知る
→明日の会社でのイメージが脳裏に浮かぶ(面倒な仕事の数々、イヤな上司、などなど)
→面倒くさい仕事をこなす自分や、そりの合わない上司と向かい合う自分をイメージした時に湧き出てくるネガティブな感情。。
つまり、サザエさん症候群の正体って、かみ砕いていくと
自分が勝手に作り上げた感情やネガティブなイメージのこと
なんですよね。
勝手に作り上げた感情自体に実体は無い!
サザエさん症候群で気分が落ち込むタイミングで、その暗い気持ちになって落ちんでる人にどんなことが起こっているんでしょう??
まず、リアルな生活で何が起こっているのかという部分ですが、
目の前で怒っている上司はいませんし、仕事をやってるわけでもありませんよね。
だって今日は日曜で休みですもん。
鬱になってるのって、実際に何かがリアルに起きているわけではなく、
「月曜になればこんなことが起こるんじゃないか」
「いやな仕事が待っている。。」
という漠然としたネガティブなイメージ。
これが元凶ですね。
過去の月曜日に「最悪な日」は果たしてあったのか??
ゆっくり寛げた土日の休みが終わりを迎える日曜の夜。
なんとなく、テンションが下がるのは分からなくはないけど、
じゃあ、これまでの過去の月曜日ってそんな気分が悪い日があったのかという話。
何が言いたいかっていうと、月曜日それ自体が到来してしまったら、仕事をこなす忙しさもあって
サザエさん症候群の、漠然としたネガティブな感情って消えてしまってるんじゃないかってこと。
つまりは、ネガティブな感情の賞味期限は月曜日の朝を迎えるまでの期間に限定されるってこと。
こういう現象って実はネガティブなことだけじゃなく、ポジティブな事象にも起こりえる話なんですよね。
例えば待ちに待った旅行や、大好きなアーティストのコンサート。
一番ワクワクするタイミングっていつですか??
もちろん、それを体験している時もそうでしょうが、
「そのイベントの直前が一番楽しい」ってよく言いませんか?
感情の振り幅のMAXは実際のイベントよりも前にやってくることがよくあります。
ネガティブなことであれ、ポジティブなことであれ、事象としては実際に何も起こっていないのに、あなたがその物事(イベント)をどう捉えるかで気分が大きく変動する。。
最近読んだ本に「感情はうそつき」って書いてありましたけど、全くその通りで、
感情というのは真実を表しているわけではなく「うそっぱち」なんですよ。
だから、サザエさん症候群の人ってのは、事実を直視しているのではなく、自分が勝手に作り出したネガティブなイメージが
生み出した「うそっぱち」の感情にただ流されているだけ、ってことです。
先に覚悟(嫌なことが起こるイメージをする)をしておくことで実際に嫌なことがあったときに心の負担が軽減する。。
と思い込んでるですよ。
きっと自分を守りたい一心で。
でもそんな実体の無い感情に苦しむくらいなら、「悪いことが起こったらその時はその時!」って考えたほうが精神衛生上良いとは思えませんか?
サザエさん症候群を無くしたいなら、火曜や水曜のウィークデーの夜がどんな感情で過ごしているのか思い出して、日曜の夜がいつもの夜とまったく同じイメージを自分自身の中のイメージとして上書きすれば良いのです。
日曜の夜にそれ自体に意味は全くありません。
意味を勝手に持たせているのはあなた自身です!
さあ、真実ではない、うそっぱちの感情は今すぐ手放しましょう!
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